今回紹介するのは、背骨をねじるエクササイズです。
壁によりかかるだけで背骨をリセットすることができるという、簡単で誰でにもできるエクササイズなので、今日から早速始めてみてはいかがでしょうか。
◎背骨をねじるエクササイズのやり方
①壁から20〜30cmほど離れて立ち、両脚を腰幅に開いて立ちます。
右脚は壁と平行に、左脚は45度内側に向けて、両手は胸の前で広げます。
②状態を壁に向かって右側にねじり、両手を壁につきます。
顔は身体に合わせて右にねじりましょう。
※このとき、下半身は固定したまま、主に股関節と胸椎を使って回旋するのがポイントです。
③顔を左側に向けます。
※胸椎の中〜下の部分の回旋はそのままですが、顔の向きを変えることで、頚椎と胸椎上部が逆に向かって回旋した状態になります。
④壁に耳をつけるようにして、上体を壁に近づけます。
これを左右2回ずつ行いましょう。
背骨をねじったとき、肩甲骨が内側に寄っていることを感じながら、ゆっくりと呼吸を繰り返すのがポイントですね。
大体3〜5呼吸が目安ですが、気持ちよければ10呼吸くらいでもOKです。
◎背骨をねじるエクササイズにはこんな効果が!
この背骨をねじるエクササイズは、肩甲骨についている前鋸筋と、胸椎についている回旋筋を効果的にストレッチすることができます。
ねじる側の手と反対側の足を、それぞれ壁と床に対して軽く押すと、よりねじりを加えることができ、効果がアップします。
①肩こりを根本から改善
長年、頑固な肩こりに悩まされている人も多いことでしょう。
肩甲骨を下に回旋させながら内側に寄せることで、前鋸筋のストレッチに効果があります。
前鋸筋は、肩甲骨と肋骨をつなぐ筋肉で、肩こりと深い関係にあるので、しつこい肩こりのある人も、続けることで楽になりますよ。
②背骨本来の動きを取り戻せる
身体を無理なく左右対称にねじることで、背骨の周囲の深部にある回旋筋を刺激し、背骨を正しい位置に戻すことができます。
背骨が健康になれば、肩こり、腰痛の改善だけではなく、胃腸の働きもよくする効果が期待できます。
③メンタル面での効果もあり
肩甲骨の間は、心理的ストレスで硬直しやすい場所。
肩甲骨の間をほぐすと、呼吸が楽になり、胸も開くので胃腸も働きもアップし、自律神経や心理面でもよい効果をもたらしてくれるでしょう。