「毎日元気に過ごすためには適度な運動が必要不可欠」
そうは言われても、体力的な衰えなどの理由でなかなか始めることができない、という方も多いでしょう。
とはいえそのまま引きこもってしまえば、運動不足による体力低下のみならず、不眠症を始めとした睡眠障害の原因にもなってしまいます。
そこで今回は、今からでも始めやすい運動をご紹介します。
無理のない範囲で、ぜひ始めてみてくださいね。
◎ウォーキングは運動量からみても最適
運動と聞くと高負荷のものを想像してしまいがちですが、毎日の健康維持のためであれば辛い運動をする必要はありません。
ダイエットや筋力アップなどの目的があれば別ですが、体を動かすということが目的なので、絶対に○○分以上歩かなければいけない、などの縛りは考えなくて大丈夫です。
とはいえ、「運動をしている」という意識を持って取り組むことは大切。
例えばジャージやトレーニングウェアなどの動きやすい格好に着替えたり、歩く際のフォームを意識したりすることで格段に運動としての効果はアップします。
フォームの基本となるのは、ピンと伸ばした背筋です。
着地する脚はしっかりとひざを伸ばし、かかとから着地するようにしましょう。
そして腕を自然と前後に振り、お腹を軽くへこませながら歩けば、ウォーキングとして完璧なフォームとなります。
しかし、これはあくまで理想の話です。
この状態で歩くことだけを意識していると、続けられない原因となることもあります。
あくまで重要なことは、体を動かすこと。
例えばスーパーの行き帰りの時間を利用するのであれば、帰りは荷物を持っている状態ですので、腕は無理に振らなくても大丈夫です。
お出かけの際にかかとからの着地が難しい靴を履いているのであれば、意識する必要はありません。
また、「一日に何歩歩いたか」を意識することは、性格によって向き不向きがあるでしょう。
「昨日より歩数が少なかった」と落ち込んだり自分を責めたりしてしまうタイプの人は意識しない方がいいですが、「今日は昨日より歩数が少ないから明日は頑張ろう!」と思えるタイプの人は、ぜひ毎日記録してみてください。
なお、厚生労働省が発表している目標としては、30~59歳の男性が9,200歩、女性が8,300歩。
70歳以上の男性が6,700歩、女性が5,900歩です。
もちろんこれは目標の数値なので、目安程度に留めておいてくださいね。
◎ウォーキングの時間がとれない人はながら運動を
通勤中、仕事中、買い物中・・・何かをしながら、の「ながら運動」は気づいた時にやってみるだけで手軽に運動をすることができます。
普段忙しくてなかなか時間がとれない、ウォーキングだけじゃ物足りないけど何をしたらいいかわからない、という人におすすめです。
有名な「ながら運動」としては、料理や洗濯などの家事をしている時につま先立ちになってみる、椅子に座っている時に両膝をピッタリとくっつける、などがあります。
他にも「いつもより歩幅を大きくしてみる」「買い物は徒歩で行う」「いつものスーパーではなく少し遠いスーパーに行ってみる」など、様々な方法があります。
どれも無理のない範囲で構いませんので、ぜひ行ってみてくださいね。