「もうこんな時間?」
「時間が全然足りないよ!」
学生のうちは授業や部活、塾や宿題などがあり、終わったらすぐに夕食やお風呂。
夜には楽しいバラエティ番組もやっているし、勉強や部活だけじゃなくて、それ以外も自分の好きなことがしたい。
かといって勉強や部活はおろそかにしたくありませんよね。
少しだけ時間を作って自分のやりたいことをしよう!と思っても、ついつい熱中してしまい日付を越えてから就寝。
授業中に居眠りをしまった・・・なんてことを経験したことがある人もいるのでは?
どうしても眠い、でも絶対に居眠りはできない!そんな時は、眠気を覚ますために色々するより、短時間の昼寝をしてみた方が意外とスッキリするかもしれませんよ。
◎睡魔に逆らうと余計に負担がかかる
昼寝をするのに適した時間は、やはりお昼休みなどの休憩時間中です。
ただ、その時間に眠る理由が、勉強を頑張っていたからではなく自分の趣味などに没頭していたからだなんて・・・と少し後ろめたさを感じてしまうかもしれません。
それに、休憩中は次の授業の準備や予習をしておきたい日もありますよね。
しかし眠気を少しでも感じてしまった時には、カフェインなどで眠気を覚まして無理に起き続けるよりも、少しでも昼寝した方が勉強の効率があがるといわれています。
なぜなら眠気は脳が「休ませてほしい!」と発している信号であり、情報の処理ができないことを示しているからです。
その状態で無理に起きていることは、寝ようとする信号と起きようとする信号を脳から体に発している板挟みの状態です。
二重の信号を受けている体や脳にはいつもより大きい負担がかかっています。
その状態では授業を受けていても全く身に入りませんし、体調不良につながることも。
そうならないためにも、眠くなった時は自ら目を閉じて少し眠ってみましょう。
スムーズに休むことができるのでスッキリ起きて眠くなりがちな午後の授業も集中して受けられますよ。
実は不眠の状態でなくても、昼頃に眠気を感じる人が多くいます。
原因は人間の体内時計、昼の激しいエネルギー消費を防ぐためなど様々な説がありますが、昼間の眠気は夜更かしだけではないことを覚えておいてください。
若いうちだけでなく、20代30代でも昼間に睡魔を感じる人が多いと言われており、忙しいサラリーマンは昼食を摂ったあとに昼寝をして、午後の力を蓄えているそうです。
もしかしたら、授業をしている先生もどこかで仮眠をとっているかもしれませんね。
◎昼寝のコツは短い時間で浅く寝ること
昼寝をしてしまったら、夜に寝られなくなるのでは?と心配になりますよね。
確かに通常の睡眠と同じようにベッドで寝てしまうと生活のリズムが乱れてしまったり、起きた時にだるさを感じたりします。
実は体の力を抜いた状態で寝てしまうと、脳は熟睡してもいいんだと勘違いして深く眠ってしまうため、眠りから覚めるのが苦痛になるのです。
昼寝をする時にはあえて椅子に座った状態など、熟睡しづらい体勢で眠りましょう。
人によって時間は違いますが、昼寝に最適な時間は10分から20分といわれています。
短時間に抑えることで起きた時のだるさや眠気を感じませんよ。