何回かに分けている【心地よく目覚める方法】。今回は最終回の4回目です。
(1回目はコチラ、2回目はコチラ、3回目はコチラ)
⑤シャワー〜肌と脳に刺激を与える
朝起きたら、冷たい水で顔を洗う。
これは頭をすっきりさせるにはぴったりで、快適な目覚めを手に入れる最適な方法の一つです。
冷水で顔の皮膚を刺激すると、交感神経系にスイッチが入り、覚醒モードになります。
乾布摩擦やシャワーも同様に、目覚めに効果的。
適度のお湯で全身の皮膚を刺激すると、眠気も吹き飛ばすことができますよ。
朝、熱めのお風呂に入るようにしたら、午前中から元気いっぱい。
仕事も効率よくこなせるようになったという声も聞かれます。
朝は忙しくて、とてもゆっくりお風呂になんか入ってられない。
でも、忙しい現代人こそ、起床儀式として朝風呂に入るべきなのかもしれません。
すっきりした目覚めと、充実した一日のために。
ぜひ試してみてはいかがでしょうか。
⑥朝食〜血糖値と体温を同時にアップする朝ごはんとは?
脳を覚醒させて頭をすっきりさせるための食事について考えてみましょう。
朝食は、夕食を食べてから約10時間、供給が途絶えてしまったエネルギーを
脳に届けるためには不可欠なものなんですね。
朝食を抜くのが習慣になっている人もいるようですが、
エネルギー不足のままでは、脳がいつまでも覚醒することができません。
血糖値を上げ、睡眠中に下がっていた体温を上げるためにも、
毎日、毎朝、きちんと食事をとるようにしたいものです。
◎血糖値や体温を上げる効果のある食事とは
ご飯やパンなどの炭水化物と、体温を上昇させるタンパク質をとりましょう。
ご飯に焼き魚、おひたし、味噌汁といった和食の朝ごはんはまさに理想的。
朝は時間的に余裕がないという人なら、トーストにハムエッグ、ゆで卵、
バナナやミルクなど、簡単なスタイルでもいいですね。
◎緑茶、紅茶、そしてコーヒーのカフェイン効果
カフェインには覚醒効果があることは、みなさんもよくご存知かと思います。
カフェイン摂取後、30〜40分で効果があらわれはじめ、4〜5時間継続するので、
早起きの強い味方にもなってくれますね。
コーヒーは、空腹時に飲むと胃痛や胃潰瘍の原因になりかねないので、
朝食後に飲むとよいでしょう。
朝食がとれないときには、ビスケットなどを1〜2枚添えたり、
ミルクを多めに入れて飲むなどの工夫をするといいですね。
また、カフェイン含有量は、コーヒーより紅茶、紅茶より玉露(緑茶)が多いんですね。
すっきり目を覚ますには、玉露がいちばん効果ありというわけです。